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3月のアカメ釣り

4日間湾内にこだわってアカメ釣りをしてみた。

 

なぜなら私の3月の高知県の釣行日数は10日前後しかデータが無い。

 

なんとも有り難い事にエキスパートの方々は皆様河川をオススメして下さるのだ。

結果が出ている方法を教えて下さるのだから素直に河川に入れば良いのである。

 

しかし自分にはよく分からないのだ。

どのタイミングで?

水温が何度前後から?

ベイトのからみで?

湾内が調子良くなるのか。

 

天邪鬼ではあるが敢えて釣り難いであろう湾内で釣りをしてみた。

どんな時も同じ場所で竿を出してみる事は重要だと思っている。

皆が言っているから。では無く

敢えて遠回りしてでも実体験する事が大切だと思う。

 

 

見えなかったものが見えてくる。

自分のルアーゲームをより面白くする為に。

私はあくまでも遠征者。

毎日浦戸湾で竿を振るジモティーには到底知識量は及ばない。

 

最盛期のアカメの推移は7年目ともなればなんとなくは分かるが、11月〜3月のデータが明らかに不足しているのだ。

(K川夕方満潮下げ始め水温)

(K河川深夜干潮潮止まり水温)

 

(K河川早朝満潮水温)

(湾内西岸夕方満潮時水温)

(湾内西岸深夜干潮潮止まり水温)

色々な場所で水温を調べてベイトを見てみる。

自分の中でやっと色々と答えが繋がってきた

2020年3月アカメ遠征

3ヶ月ぶりの高知県にお邪魔しております!

 

先ずは挨拶を済ませてから

各河川・湾内をグルグル見周っております。

3月の浦戸湾は2回目なんですが、まぁアレですね

目に見えるベイトはマイクロベイト一色です

 

遂に我が愛車も新車購入から3年経っておりませんが、10万キロを走破しました。

高知に来る際だったので縁起が良いと前向きに捉えて竿振らせて頂きます!

残り数日ですが、高知県の皆様宜しくお願い申し上げます!

コッコ中屋氏のモンストロ

20191231

平均水位より3〜4mも高い悪条件からか、大型ピーコックとの遭遇は無い。

午前中は珍しい個体を釣りに行こうと小さな小川(イガラッペ)で釣りをすることになった。

イガラッペを遡る

流れが緩やかになる場所では、沢山の魚たちを見ることができる。

ジャックンダ

全くスレていない為、1投で躊躇なく食ってくる。

魚を見つけたら確実に釣れる。そんな状況だ。

 

1匹釣って飽きたので私はカメラマンに転向!

 

コッコ中屋氏がモリモリ釣る

素早く私が写真を撮る

即リリース!

という流れるようなナイスコンビネーションである。

これは白色ベースの個体

眼も模様も大変美しい!

是非パソコンでアップしてご覧下さい

 

同じ場所から釣れた2

多分、ペアではないだろうか

綺麗な個体は心を癒してくれる

 

 

昼食を取った後は本命を狙ってあちこち駆け回る。

 

このエリアは本当にボット(川イルカ)が多い。

ピロテーロのジェットリオもイライラしている。

ボットがいると大型ピーコックはブッシュの中に身を隠してしまうからだ。

水位が高いこともあって川イルカが泳げる行動範囲が増えていることもあるだろう。

 

アマゾンでは命の象徴として扱われる川イルカ

 

 

しかしながらピーコックの天敵とあっては厄介者になってしまう。

 

ここぞというポイントには必ずいる。

ここもダメだ

移動しよう

 

 

移動したとあるラーゴ()でのことだ。

辺りを見渡していると

 

ラーゴ(川と繋がった池)にまでボット(川イルカ)がいるではないか!

 

何てことだ!!

 

気づくと何故かコッコ中屋氏はボットに向かってマジックスティック110をキャストしていた。

 

マジックスティックがアンタレスDCMDのキーンとカン高いブレーキ音にのって空を切っている時に私はハッと気が付いた。

 

あれはボット(川イルカ)では無い!!

 

見たこともないような巨大なピーコック・アスーが水面でホバーリングしているのだと!

 

琵琶湖で初めて巨バスを見た釣り人が、大型の鯉と勘違いするアレに似ている。

 

コッコ中屋氏のキャストは美しく、

巨大ピーコックの2mほど斜め後ろにマジックスティックは着水した。

 

コッコ中屋氏は何事もなかったかのようにルアーをアクションさせ始めた。

 

着水音に気が付いた巨大ピーコックが振り向いて巨大な頭部が水面に映し出される

 

動いた後ろには巨大魚特有の、渦のような水流が出来ていた。

 

中屋氏

「えッ!!!」

 

それは驚くだろう。

中屋氏はボットだと思ってキャストしていたのだ!!

 

気づいた時には既にマジックスティックは巨大ピーコックの目と鼻の先

 

アカメのバイトよりド派手な爆発音とともに、瞬く間にマジックスティックは巨大ピーコックの口の中に吸い込まれた!!

 

中屋さん

「イヨッシャァ〜!!」

 

 

まさにボンバダアグア!!

TERU氏の名竿モレーナが絞り込まれようとしたその時!!

 

あっけなく糸が切れた…

 

まるでナイフで切ったかのように抵抗なく切れたのだ

 

中屋さん

「えッ!!???」

「なんで〜ッ!!??」

 

何故切れたのか私も理解できなかった

 

しかも切れたルアーは浮いているでは無いか

 

中屋さん

「タカシ!!投げて!!まだ針はかかってない!!!」

 

私は心の葛藤を抑えて中屋氏に言った

「アレは中屋さんの魚です!!

中屋さんが釣って下さい!!」

 

中屋氏は軽くうなずいて竿を持ち替えてキャストを続けた

しかし巨大ピーコックは2度と姿を現さなかった

 

ジェットリオがバンッと悔しそうに舟を叩いた

 

「モンストロ!! (怪物だ)

「プリメーラベース!! (初めて見た)

「タウベース イグワウ レコードムンディアル!!

(多分世界記録と同じだ)

 

本当に悔しそうなジェットリオの表情から如何に千載一遇のチャンスを逃したかを実感した我々は途方に暮れるしかなかった。

 

メジャーで計測していない魚のサイズを語るのはナンセンスだが、1mを超えようというとんでもない個体だった。

 

コッコ中屋氏に至っては死んだ魚の眼のように瞳孔が開いている

 

とりあえず浮いているマジックスティックを回収しよう!

どこから切れたか分かるはずだ…

 

回収したマジックスティックを見て我々は唖然とした

100cm120cmとってある80ポンドナイロンリーダーが、

ちょうど真ん中の50cm付近でナイフで切ったかのようにスパッと切れていたのだ。

 

それを見たジェットリオはこう言った

 

多分ルアーが小さいので、バイトの際にエラからルアーが飛び出してしまい、反転してエラで切れたのではないか?と言うのだ。

 

私も同意見だった。とんでもないビッグバイトだったのだ。

アスーの狂暴なバイトは、実際に見たことの無い人はには説明すら難しい。

仮に動画撮影したとしても伝わらないだろう。

ブラックバスやアカメ同様の吸い込みバイトの超ド級版である。

20グラム前後のルアーならエラを通り抜けても全く不思議では無いパワーなのだ。

 

コッコ中屋氏が口を開いた

GT

 

コッコ中屋氏はブリブリとコッコを撒き散らすだけの、おもしろいおっさんでは無い。

写真のような巨大なロウニンアジや琵琶湖のロクマルなどを釣り上げるエキスパートアングラーである。

 

こんな魚を釣り上げるエキスパートがGTと同様のタックルセッティングだと言っているのだ…

生半可な相手では無かった。

 

テクニックもタックルセッティングも万全だった

 

しかし何よりも運が無かったのだ。

 

きっと運を出し切ってしまったのだろう

 

※この写真は中屋氏の同意を得て使用しております

フィッシングショーOSAKA 2020

コロナウィルスが猛威を奮っております。

高齢者やお子様のいらっしゃる家庭では気が気ではないのではないでしょうか?

皆様のお越しをお待ちしておりますが、

いらっしゃる際には、

マスク手洗いを宜しくお願い申し上げます!

ツララブースではマスクを配布しております!

 

 

自分がキャリアになるリスクを常に頭に置くことも大切なのではないでしょうか?

ツララブースは基本的にスタッフはマスク着用必須で皆様とお会い差せて頂きます。

お越し頂きましたら是非、今年のツララカタログをゲットして帰ってみてください。

私も書かせて頂いております。

家に持って帰ってから十分お楽しみ頂けるようになっております。

それにしてもこのイトウのバイトシーン!凄すぎますね!!

近藤氏による撮影です。

 

一般日の2日間は、スタッフによってステッカーを配ったり、

 

ピックを配ったりしておりますのでお気軽にお声掛けくださいませ!

なくなり次第終了となりますのでご容赦下さい!

では、インテックス大阪で2日間お待ちしております!!

コッコ中屋氏!御乱心!!!

20191230

ここはヒオ・アリラハ。

バルセロスから120キロ程離れていて、ピロテーロのジェットリオが生まれ育った地元の川だ。

その迷路のような川の先にあるラーゴ

(川と繋がった池)

隣の川はコーラ色のブラックウォーターだが、この川は透明。

水草も大量に生えている。ブラックウォーターとはPH値も当然異なる。

ムイト ボニート(大変 美しい)である。

このラーゴはインディオ達がカーディナルテトラなどの熱帯魚を捕まえて、街に売りに行く為の秘密の場所。

だから絶対に人には言わないのが当たり前だ。

採取が目的で無いとは言え、こんな素晴らしい場所に案内してくれたジェットリオには感謝の気持ちで一杯である。

地球にはまだこんなに美しい場所があるんだなぁ

アマゾン来て良かったなぁ

と、

美しい景色に心癒されていると

 

 

後部座席から悲痛な叫び声がラーゴにこだまする

 

中屋さん

『あかん!間に合わへん!』

『バヒガ ドイ!(お腹 痛い)

まるでプレーリードックのように辺りをキョロキョロ見回している。

瞳孔も完全に開いている…

 

中屋さん

『ハピド ポルファボール!(急いで お願いします!)

『コッコ ムイト プロブレーマ!                 ( 大問題!)

と訳の分からないポルトガル語

 

かなり切迫した状況のようだ。

 

 

ジェットリオ

『アキ プライヤー ナダ!(ここ 砂浜 無い!)

『ムイト プロブレーマ!(大問題だ!)

 

 

中屋さん

『なるほど!』

まるで取り憑かれたようにボートを降りる中屋さん

よほど予断を許さない切迫した状況だったのだろう…

 

重要な事なのでもう一度言おう

ここはインディオ達の大切な秘密の場所である!

 

 

あ〜あ

中屋氏の同意を得て使用しております

用を足した後のご満悦な中屋氏

中屋さん

『僕のコッコを沢山の魚達が食べに来てましたわ!美味しいんですかね?ハハハッ⤴️

 

 

絶好調そうで何よりである。

 

 

ジェットリオ

『コッコ マサル ムイト プロブレーマ…(💩 マサル 大問題…)

 

『もう少し上流に行ってトマバーニョ(入浴)しよう』

 

隣の船のTERUさんはクスクス笑いながら此方を見ている。

他のラーゴとは違い、ひんやり冷たくて最高に気持ちいい。

身体の疲れがグングンとれていく。

私が入浴している上流に目をむけると

 

 

あのポーズのまま中屋さんが動かない

写真は中屋氏の同意を得て使用しております

 

まッ!!まさか!!!

ヤッてしまったのか!!?

 

 

中屋さん

『チョットもよおしたんですが出ませんでしたわ!残念!ハハハッ⤴️

 

 

あッ!危ない!

なんて人なんだ!

 

私の頭の中から3年前のトラウマが鮮明に蘇った

 

 

 

時は遡り、

20161224

忘れもしない悪魔のクリスマスイブ

我々、黒い三連星はアラカ川にいた。

お昼には洗濯を兼ねて入浴をする。

夜では服が全く乾かないからだ。

このように入浴していると

私の3m位上流にいる中屋さんは

 

例のポーズで遠くを眺めたまま、時間が止まったかのように動かない

この時は、何してるんだろう?と思っていた。

 

その刹那

 

ブルブルッ!と彼は小刻みに震えた。

 

用を足した後になるアレだ。

 

 

え!本当にしたんですか!?

冗談ですよね!?

中屋さんは無言でニヤリと笑いながら股間を石鹸で洗っている

 

まさかね

 

あの紳士で名の通った中屋さんがまさか人前で脱糞など…そんな事ある訳が無い。

 

一安心して私も身体を洗おうとした瞬間

 

目の前に中屋さんのコッコ💩が浮かび上がったのだ!!

 

信じられない光景だった

 

今まで私は中屋さんを甘く見ていたのだ。

『ハハハッ⤴️ハハハッ⤴️

まるでビーチで水をかけあうカップルのように、中屋さんは私に水をかけてきた。

 

私は必死に逃げた。がしかし

 

中屋さんのコッコは、私の逃げた後にできる渦のような水流に乗ってどこまでも追いかけてくる!

 

何故だ!

何故コッコ💩が浮くんだ!?

 

犯人はコイツである

ファリーニャ

このイモを粉状にしたアマゾンの主食である穀物は、コッコに浮力を与えてしまうのだ…

 

浮力を得て、調子に乗った中屋コッコは、私と川の流れにぶつかって生まれた反転流にのって、私の半径1mをグルグル旋回し始めた…

 

まるで水を得た魚のように、私に襲いかかってきたのだ。

 

 

もうダメだ!!

間に合わない!!

被弾するのも時間の問題だ!!

 

 

触らないように手で水流を作って遠くに押し流そう!

 

私は周りを旋回する中屋さんのコッコに細心の注意を払いながら、水を掻いて遠くに遠ざけようとした。

 

その時だった

 

私の手に柔らかい

 

そう、あってはならない感触が伝わってきたのだ

 

何故だ!!

奴には触っていない筈なのに

 

何故だ!!

 

そう旋回するコッコは1つでは無かったのだ

 

ぬかった!!

 

切迫した状況では人間は周りがよく見えないと言う事がよ〜く分かった。

一気に身体の力が抜けた。

 

 

中屋さん

『アハハハッ⤴️アハハハッ⤴️

この男まだ私に水をかけ続けている

 

 

 

大人気ない大人の冬休みだった

 

 

これを見ていたジェットリオの父親とTERUさんは私達を冷ややかな目で見てこう言った。

『ドイド!(おバカ!)

TERUさん

『デリカシーが無いんですよ笑』

 

『中屋さん!何をしてくれるんですか!』

 

中屋さん

『武道家たる者、風上を取られたら負けなんですよ』

『だから上流を取られた時点でタカシは負けていたんですよ』

 

 

何を言っているんだこの人は

 

 

『中屋さんだから許せますけど、他の人だったら顔面にフルスイングしてますよ!!』

 

 

中屋さん

『ハハハッ⤴️面白かったでしょ⤴️

『旅の恥はかき捨てですよ!ハハハッ⤴️

※この内容・写真は中屋氏から同意を得て使用しております。

※この内容は残念ながら全て真実でありフィクションではございません。

 

今こうやってブログを書きながら思い出に浸って考え直してみると、私は本当に仲間に恵まれている。

普通は食中毒で体調を崩したりしたら、疲弊して、不平・不満が出る筈だ。

しかし中屋さんはこれを乗り越えて、更に身体を張って見事に笑い話に変えた。

こう言ったおバカな思い出は、3人が爺さんになっても、飲み会で笑いながらうまい酒が飲めるのだ。

こんなに幸せな事は無い。

1人で旅をする事の多い私にとって、こういう童心に戻ってふざけあえる仲間との旅はかけがえのない思い出なのだ。

中屋さん・TERUさん

ムイト オブリガード!!!