Translate »

Salminus Franciscauns

帰国後は有難く忙しいさせて頂きまして、関東診察・関西診察・長野診察と続くうちに…

ブログの方が忘れられておりました…

やっとひと段落つきまして、南米帰りの荷物を整理出来た所です。

お風呂でバッグ・テントなどようやく洗濯できました。

もう…真っ黒な水で到底写真でお見せできる代物では御座いませんでしたので割愛させて頂きます。

前回の続きでプラチナドラードのパーツ写真です。

IMG_2846

鰭・顎・目など勇ましく美しい!

IMG_2840

このサンフランシスコ川の固有種である通称プラチナドラード・カラシン目・カラシン科・サルミヌス族に分類されて、学名はSalminus Franciscaunsサルミナス・フランシスカヌスとなるみたいです。

IMG_2821

写真では分かりにくいかもしれませんが、頭が尖っていて前から見ると前歯が見えるのが特徴。

IMG_2838

写真は現地で友達になった漁師さんが餌釣りで釣り上げられたプラチナドラード。頭の尖り具合がよく分かります。

IMG_3108

フラッシュ撮影で目が光っていてお気に入りの写真!!

IMG_3113

背鰭の形や尾鰭の赤色の配色も特徴的で美しい!

IMG_2841

IMG_2843

IMG_2845

IMG_2844

Salminus Maxillosusサルミヌス・マキシロッサスと比べて頂ければ一目瞭然。

FullSizeRender

FullSizeRender

美形なフランシスカスと強面のマキシロッサス。

この二種が20kg Overに成長する種族の様です。私はやはり強面のマキシロッサスの方が荒々しくて好みです。

文章を書いて、写真を選んでいるとあのドラードの独特のアタリ・豪快に暴れる力を受け止めてエルホリ80が根元まで曲がり込むあの感触が蘇えってきます。

どうでもいいですけど、この余韻ってたまらないですよね!

いつまでたっても筆が進みません笑

IMG_3195

そうこうしているうちに、サンフランシスコ川の友人からメールが来ました。Takashi!雨が降りだしたぞ!シーズンインだ!早く戻って来い!!……

簡単に言ってくれますね〜笑

また来年ですね…

スタープラチナ

ドラード釣りは居合抜きによく似ている。

特に大きな個体はルアーに1回反応させたら、2投目のアタックはほぼ無い。

勝負は一瞬。

だからチビは釣りたく無い。

ミノーとビッグベイトの使い分けはそれが1番大きな理由だ。

1本釣れている余裕からミノーの釣りを外せる。

タイニークラッシュ信頼のシンギングドリフトチューン。

ボリビア〜このサンフランシスコ川に辿り着くまでに、私のビッグベイトはドラードに壊されて現役はこのタイニーが1本残ったのみだった。

滝壺の上流にキャストして、流しながら魚が隠れているだろうと予想できる場所のみフラフラとアクションさせる。

1投目からキメに行く釣り。このドリフトは勿論ラインメンディングが肝で、エルホリ80の長さが際立って光る瞬間だ!

FullSizeRender

成魚のプラチナドラード!

白銀の黄金!

もう少しでも大きくなれば、その身体は金色に染まってしまう。

そういった意味ではこれ位の魚がプラチナドラードのMaxサイズだろう。

長さは測っていないが重さはピッタリ10ポンドだった!

私よりガイドの方が喜んでいる!

やったじゃないかドクトル!

ハイタッチを交わし数枚写真を撮って即リリースする。

なんだ?

食べないのか?

美味いぞ!!

ドラードが直ぐに居なくなる理由がこれだ。

兎に角美味いのである。

この地域も長くは持たないだろう。

白銀の黄金 

遠足を控えた子供のように寝付けないまま夜明けを迎えてしまった。

初見の釣り場はいつもこうなってしまう。

いい大人になってなんとも情け無い話だ。

安宿の薄っぺらい屋根から激しい雨音が聞こえる。

恵みの雨だ。

IMG_2728

この地域では8月から11月初旬までは雨は降らない。

約束の時間より1時間早く待ち合わせ場所に現れたガイドのアユートが言う。

この時期は本当に釣れない!

ルアーでは特に厳しい!

しかし今日は雨だ!

チャンスだから早く釣りに行くぞ!

ドクトル!お前ツイてるな!

IMG_2734

日が昇る時と沈む時が1番釣れるらしく、どうやらサンフランシスコ川のドラードはボリビアのドラードと随分違うようだ。

ボリビア山岳渓流のドラードは日が昇って真上から太陽の光が差す時が最も釣れる!

昼飯など食べている時間は無いのだ。

15馬力のヤマハで川を走る。

何ヶ月ぶりのボート釣りだろう。

本来は、ゆっくり川を見て、地形を見てベイトを見て、水性植物や岩を見て、水を見て、川を診察して釣りがしたいのが本音。

しかし残された時間は36時間しかない。

うっすらと夜が明け始めたサンフランシスコ川は私を受け入れてくれるのだろうか?

私の指差した先とガイドの行き先は同じだった。

初見のポイントにはミノーだ。

ルアー釣りの基本中の基本。

ブルーオーシャン90F。

IMG_3073

貫通ワイヤーのフローティングミノーの中で、泳ぎ、飛距離、強度、太糸での使用感、信用、釣果全てにおいて、文句の付けようがない。

賛辞の意味を込めて、優秀すぎてつまらないルアーと思う程だ。

エルホリゾンテ80はこのルアーをPE3号70lbでロングキャスト出来て、ある程度自由に操れる最小ミノーになるようにセッティングしてある!!

結果は1投目から出た。

IMG_2801

まだ幼魚だが美しい尾ビレは見応えがある。

IMG_2802

IMG_2808

このサンフランシスコドラード・通称プラチナドラードは、ある程度大きくなってくると、プラチナ色では無く、他族のドラードと同じく黄金に輝く。

どうやら5~6Kgを境に色の変化が起こるようだ。

魚屋で撮影した上のプラチナドラードがが5キロ前後、下のプラチナドラードが4キロ前後。明らかに色が違う。

FullSizeRender

最初の開拓旅は釣れなくて当たり前。

ベストシーズンも場所も分からないし、人脈も無い。

最悪の場合は禁漁期間だったり、川が氾濫したりと釣りが出来ない事の方が多い。

小さいながらも釣れてくれた事が何より嬉しい。

フランシスコ川の冒険は皆さんにプラチナドラードの写真を見せれないだろうと思っていたからだ。

Rio São Francisco Muito obrigado!

< h2>

電波が無かった為、帰国後の更新になります。ご容赦下さいませ。

帰国

FullSizeRender

1ヶ月の南米の釣旅を終え、無事に帰国致しました。

この旅を助けて頂いた皆様!

本当にありがとうございました!

目的のドラードも発売間近となったEl Horizonte80で10kgオーバー7本、最大13kgを含み40本以上出逢う事が出来ました。

旅の帰路は寂しいもの。

しかし何度旅に出て帰って来ても空港で思う事。

皆さんへの感謝。

これが私の明日へのパワーに繋がります。

本当にありがとうございました!

¡Regresé a Japón!Amigos de Bolivia! 

¡Muchas gracias!🇧🇴

Eu cheguei no Japão!Amigos do Brasil

!Muito obrigado!🇧🇷

プラチナドラード釣行5時間後アタック!

早朝から川の近くをウロウロ。

FullSizeRender

釣具屋さんで聞いた際は全く電話も繋がらずでしたが、川の近くには沢山漁師さんがいて、むしろどなたにお願いするか選びたい放題。


ほんの少しだけ話せるようになったポルトガル語で色々聞いてみます。


残り2日となって案内人選びを間違えると2日とも悲惨な思いをする為、ここは慎重に色々なピロテーロ達に話しかけていきます。


今は川が濁ってないからとても釣り難いぞ!


ん???


釣具屋さんや釣り吉達と話が違います


ドラードのベストシーズンは何月ですか?


11月だよ!!!


雨が降って川が濁り出したらシーズンインなんだ!!


……


まぁもう時間も無いのでしょうがありません。


ここで残り2日心中しましょう!!


シーズンもよく分からないまま下調べに来た釣行なんです。


こうなる事は分かっていました。


FullSizeRender



彼の名はアユート。


どうやら他の漁師さんも認める凄腕らしいので、彼にお願いする事にしました。


価格は2日間で500レアルとガソリン代。現在1レアル26円ですので13000円です。


ここぞという場所で腰を据えて岸釣りする為にも先ずは川の全容が知りたかったので、今回はボート釣行です!


雲行きが怪しくなって来ましたが明日から2日間アタックです!


竿を出すのが8日ぶりです。


高揚感を抑えながら安宿に帰る途中に魚屋さんを発見!あるじゃないですか!


IMG_2754



昨日メルカドって言って探したから見つからなかったんですね。


素直に魚屋と言って探せばよかった!


日本からドラードを釣りに来たと言うと、店主さんは喜んでくれて、色々な魚を見せてくれました!


FullSizeRender


いた!!


プラチナドラードだ!

FullSizeRender

トゥクナレもピラーニャもいます!


FullSizeRender



ピラーニャでかいですね~


よく分からない鯰達。


IMG_2755



袋から出して欲しかったですが、無理なお願いをしてもなんなので、そのまま撮影。


FullSizeRender



サンフランシスコ川にしか生息しない固有種なんですかね?


何はともあれ早朝より行って参ります!


出発まで残り5時間。


今から準備します!


チャオ!