Translate »

白銀の黄金 

遠足を控えた子供のように寝付けないまま夜明けを迎えてしまった。

初見の釣り場はいつもこうなってしまう。

いい大人になってなんとも情け無い話だ。

安宿の薄っぺらい屋根から激しい雨音が聞こえる。

恵みの雨だ。

IMG_2728

この地域では8月から11月初旬までは雨は降らない。

約束の時間より1時間早く待ち合わせ場所に現れたガイドのアユートが言う。

この時期は本当に釣れない!

ルアーでは特に厳しい!

しかし今日は雨だ!

チャンスだから早く釣りに行くぞ!

ドクトル!お前ツイてるな!

IMG_2734

日が昇る時と沈む時が1番釣れるらしく、どうやらサンフランシスコ川のドラードはボリビアのドラードと随分違うようだ。

ボリビア山岳渓流のドラードは日が昇って真上から太陽の光が差す時が最も釣れる!

昼飯など食べている時間は無いのだ。

15馬力のヤマハで川を走る。

何ヶ月ぶりのボート釣りだろう。

本来は、ゆっくり川を見て、地形を見てベイトを見て、水性植物や岩を見て、水を見て、川を診察して釣りがしたいのが本音。

しかし残された時間は36時間しかない。

うっすらと夜が明け始めたサンフランシスコ川は私を受け入れてくれるのだろうか?

私の指差した先とガイドの行き先は同じだった。

初見のポイントにはミノーだ。

ルアー釣りの基本中の基本。

ブルーオーシャン90F。

IMG_3073

貫通ワイヤーのフローティングミノーの中で、泳ぎ、飛距離、強度、太糸での使用感、信用、釣果全てにおいて、文句の付けようがない。

賛辞の意味を込めて、優秀すぎてつまらないルアーと思う程だ。

エルホリゾンテ80はこのルアーをPE3号70lbでロングキャスト出来て、ある程度自由に操れる最小ミノーになるようにセッティングしてある!!

結果は1投目から出た。

IMG_2801

まだ幼魚だが美しい尾ビレは見応えがある。

IMG_2802

IMG_2808

このサンフランシスコドラード・通称プラチナドラードは、ある程度大きくなってくると、プラチナ色では無く、他族のドラードと同じく黄金に輝く。

どうやら5~6Kgを境に色の変化が起こるようだ。

魚屋で撮影した上のプラチナドラードがが5キロ前後、下のプラチナドラードが4キロ前後。明らかに色が違う。

FullSizeRender

最初の開拓旅は釣れなくて当たり前。

ベストシーズンも場所も分からないし、人脈も無い。

最悪の場合は禁漁期間だったり、川が氾濫したりと釣りが出来ない事の方が多い。

小さいながらも釣れてくれた事が何より嬉しい。

フランシスコ川の冒険は皆さんにプラチナドラードの写真を見せれないだろうと思っていたからだ。

Rio São Francisco Muito obrigado!

< h2>

電波が無かった為、帰国後の更新になります。ご容赦下さいませ。