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一軍ルアー帰還

海の怪魚釣りマガジン様の撮影から愛すべきルアー達が帰還しました。

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やっとスタメンが揃いましたので明日は琵琶湖に出撃です!
一軍ルアーはあまり沢山持っていないので、アカメを釣ったルアーだろうが、イトウを釣ったルアーだろうが、ドラードだろうが続投です!
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安定した北風ですね〜
3週間ぶりの釣行に胸が高鳴ります⤴︎
ボートの事はよく分かりませんが、琵琶湖の岸釣りでは風向きはとても大事です。ビュービュー吹き荒れますので、風神様が味方に付かなければ釣りがあまり成立しません。
横風NGなのです。
しかも、実際に釣り場に着いたら予報は何処えやら…
なんて事もザラです。
先ずは岬の先端で風チェックです。

柔よく剛を制す

今回はエルホリゾンテ80のテーパーについてお話しさせて頂きます。

El Horizonte80の開発コンセプトは

PE3号で120gまでのルアーを使い20kgまでの魚を狙うビッグベイトロッドです。

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その中でレギュラーテーパーとした理由は以下の3点です。

①ロングキャストで正確にピンを撃つ為

エルホリゾンテ80は陸ッパリのルアーフィッシングロッドです。
ロングキャストがかなりの割合を占めます。相手との間合いを計り、正確に狙った場所にルアーをプレゼンテーションする。これを淡々と正確に行う事こそ、憧れの魚に近づく大一歩です。遠くまで正確に飛ばせるのであれば、ポイントによってはウェーディングなど水に入らないという選択肢も出てきます。
間合いが広い事は利点が多いのです。

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②ビックベイトアクションの為のレギュラーテーパー


先調子のファーストテーパーの竿と、胴調子のレギュラーテーパーの竿ではメリット・デメリットが相反してきます。
その中で、ビッグベイトのデッドスローの釣りにおいてファーストテーパーの竿では、ウィードや障害物に過敏にティップが反応して扱いづらく、根掛かりやすくなってしまいますし、糸の気配も消しにくくなります。
更にはビックベイトをトゥイッチ・ジャークさせる際にティップが入りすぎてしまい、ルアーの初速が上げにくくなります。
もちろんバイトがあった時はファーストテーパーの方がノリ易いですが、バイト以外の動作において、経験的に圧倒的にレギュラーテーパーに分があると考えています。

③ロッドが満月のように弧を描き、糸と針をいたわる事が出来るか!?

例えばこれが1mのアカメとファイトした後のルアーです。

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針・リング・スナップは勿論、強度の高いものに交換して使用しますが、脆弱な部位はあっさり壊れてしまいます。

ですから、魚側から考えて、針→リング→スナップ→リーダー→ライン→竿→ドラグ(リール)
このセッティングが均一にバランス良く出来た上で、竿が弧を描いて吸収してこそ、脆弱部位に負担が集中する事を避けられるのです。
バッドパワーの強すぎる硬い竿で無理にファイトしていたら、リングが伸びるか、針は伸ばされてしまいます。

ですので、エルホリゾンテ80は皆様が想像しているより柔らかい竿だと思っています。

ガチガチのビッグベイトロッドでは無く、ツララ独特の曲がるブランクスを備えた、まさに柔よく剛を制すロッドなのです。是非曲げてみて下さい。

次回はガイドについてお話しさせて頂きます!

パタゴニア Gi-Ⅲ 

6年間愛用してきたPatagonia Gi-Ⅲパンツが破れてしまいました。本当に気に入っていただけに残念です。

食事会の席で正座したら見事に2つならず4つにシャケてしまいました

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ドリフのコントか!?というような爆笑と壮絶な最後でした。食事会の場は笑いにつつまれたので、良しとしましょう。

アマゾンに3回、ボルネオに2回やエジプトなど結構一緒に冒険したお気に入りのパンツなので感慨深いですね。機能的にも履き心地もとても気に入っていて、かなりのヘビーユースでした。履き切りました。

今までありがとう勝負パンツ!

エルホリゾンテ80 全長について

今回はエルホリゾンテ80の全体長についてお話させて頂きます。
8フィート(243cm)という全長の理由ですがこれは開発以前から経験値によって決まっていた長さでもあります。

エルホリゾンテ80の開発コンセプトは

PE3号で120gまでのルアーを使い20kgまでの魚を狙うビッグベイトロッドです。

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そのコンセプトの中で以下の項目について検証を重ねてきました

①狙った遠距離のピンに正確なキャストがしやすいか。 

②4ozまでのビッグベイトを狙い通りに動かしやすいか。

③しっかりと対象に針を刺すフッキングができるかどうか。

④弓のようにしなり、PE3号を使いこなすファイテイングで糸と針をいたわっているか

⑤一人でランディングがしやすいかどうか

⑥一日振り続けれるバランスで仕舞寸法と持ち運びやすさはどうか

 陸っぱりからの釣りで私の考える竿は上記させて頂いた
キャスト→アクション→フッキング→ファイティング→ランディングという釣りの一連の動作が、PEラインを使う上でトータルバランスに優れた竿で無ければならないと考えています。

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ブランク有効レングス200cm

 私の個人の基準なのですが、ティップ~リールシートまでの長さをブランク有効レングスと勝手に呼んでいます。

 これが200cmを境に、ベイトタックルでは同じパワー・アクションでも随分使いやすさが変わってしまいます。ド遠投してただ巻く。そのためのロッドならこの限りではなくもっと長くても良いでしょう。
 
 つまり4ozまでを中心とした中量級ビッグベイトにおいてブランク有効レングスが200cmを超えてくると、ピンスポットに投げにくい・ジャークなどロッドアクション操作がしにくい・長すぎて魚をランディングし難い・というデメリットの方が目立ってきます。トータルバランスが重要なのです。

 私がロングロッドの探求として今まで何本も7~11フィートの竿を自作して苦悩した折、この200cmという長さが最も遠距離のピンポイントに投げやすく、かつルアーを思い通りに操作し、河川など流れがある場所でのラインメンディングができるギリギリの長さなのです。

 陸からの釣りがエルホリゾンテ80の主戦場。ロングロッドでありながら長さを感じさせない絶妙の長さであり、遠距離専用の竿を探求し続け導き出した一つの基準値がこの200cmという長さなのです。

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リアグリップ35cm

 リアグリップの長さは個人の好みが強く影響します。私は短すぎない程度に短いリアグリップが好みです。

 ロングロッドの場合、このリアグリップ35cmという長さがロングキャスト時にグリップエンドを引き、ロングキャストをアシストする 「引き手」 を上手に使えて、ロッドが持ち重りしない短さの基準値だと判断しています。

 中距離戦を主軸としたボートロッドはもともと全体長も短いですし、バランスをとるうえでは短くてもよいと思います。

 しかしこれは陸っぱり用のロッド。遠征時には毎日何時間も振り続けるのでバランスは欠かせません。

 ルアーを詰め込んだライフジャケット着用時にも、ロッドエンドが邪魔になりにくいように、河川などの流水域でラインメンディングのしやすさから35cmとさせて頂きました。

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 ブランク有効レングス200cmとリアグリップ長35cmの2つの長さでリールシートを組み込むと、おのずと長さは8フィート243cm前後となります。決してエルホリゾンテ70の兄弟竿だから8フィート…なんて事では御座いません。経験と検証が生んだ長さでです。次回はテーパーについて書かせて頂きます。宜しくお願い致します。

アカメ

〇〇マガジン様のアカメの記事を書かせて頂いております。原稿の締め切りが迫る中筆は止まったまま‥

神は中々降りてきてくれません。
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自分の魚ながら何度見ても魅入られてしまいますね。アカメ!!!

カッコイイ!