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2019127

マナウスからバルセロスまで30時間に及ぶ船の長旅を終えた我々は早朝にジェットリオ一家と合流した。

日本から買ってきたプレゼント。

レノアを侮るなかれ!熱帯地域ではとにかく服が生乾きとなって臭うことが多い。前回私がレノアを使っているのを見たアンドレア婦人がコレは良い!欲しい!!とたってのリクエストでもあるのだ。

久々の再会を喜んだ我々は明日からのジャングルアタックに向けて食料・ガソリンを買い出しに出た。

その時だった。軽い症状だが頭痛・吐気・腹痛が襲った。

嫌な予感がした私は、買い物を全てTERUさん・中屋さんに任せて瞬時に宿に帰り朝まで寝た。

チームでの釣りは1人でも体調を崩せばチームに多大な迷惑をかけてしまう。

症状が悪化して帰らねばならない状況になったら目もあてられない。

蒸し暑い部屋で換気だけして、寝袋にくるまり大汗をかいて寝た。

就寝中は酷い下痢・軽度発熱・大量発汗で何度も何度も目を覚ましたが、服を着替え、水を大量に補給して乗り切った。

20時間は寝ただろうか

朝に目を覚ますと気分はスッキリ!

7割は回復って具合だったが、チームの様子は一変していた。

全員が同じ症状でダウンしていたのである

 

ピンッときた!

あぁ船の食事のタマゴなんか怪しかったかも

全員症状は同じ

間違いないなこりゃ

軽度の食中毒だ

南米経験の豊富なTERU氏は多少の下痢程度で意外と元気だ。やはり15年に及ぶ経験は伊達じゃないなぁと思っていた。この時は

全員満身創痍だが、会議での意見は一致する。

 

TERUさん

「俺は問題無い!皆が大丈夫なら行こう!」

 

中屋さん

「帰る日も決まっているし、時間も少ない。タカシが1日で治ったなら明日には回復する筈だ!行こう!」

 

おなかに暗雲立ち込める中、我々は巨大アスーの待つジャングルへと旅立った!

 

やはりというか

中屋さん撃沈

からの胃腸を痛めた病人食とは思えない昼食。

肉!肉!肉!ブラボー!!

買い出ししている時は、誰もこんな事態は予想しなかったのだろう…

まぁ私は回復しているので良いのだが。

 

 

これを読んで頂いている皆様に

もしくはアマゾンへ旅立つ方々へ知っておいて頂きたいことがあります!!

 

南米でお腹をこわしたなら、菊門は脳に嘘をつく。

奴は「おなら」と偽って体内から外に出ようとするのだ。

「おなら」かな?と思ったらそれは全て軟便なのだ。例外は無い!!!

 

安全策をとるならば、おならは全て便器に座ってするべきなのだ。

私は過去、お腹に異変を感じている際に、トイレで小便と一緒にガスを出そうとして、人間失格しそうになった経験がある。

ガスではなく、奴だ!と分かった瞬間ひらりと身をひるがえして便座に座り、危く難を逃れたのだ。

本当に危なかった…

トイレじゃなきゃ100%人間失格コースである。

そして、便意をもよおしてから、我慢出来る制限時間が大変短いのだ…

 

そしてここにも被害者が

間に合わなかったのである

※写真は中屋氏の同意を得て使わせて頂いております。

 

中屋さん

僕なんかもう3回人間失格しましたよ!ハハハッ⤴️

トラブルをも笑いに変えようとする大阪魂は流石である!

もはや尊敬に値する。

 

 

そしてアタック当日の夜。

TERUさんに異変が起こる

「イタイ!イタイ!イタイよ!」

「お腹イタイ!イタイよ!」

1時間後に発熱

 

TERUさん

「マラリアの前兆かもしれない皆んなすまない」

 

レインウェアから防寒着までありったけの服を着込み・寝袋にくるまり、夕食も食べずにTERUさんは寝てしまった

 

これはかなりマズいな

ピロテーロのジェットリオと相談する。

私「もし、TERUさんが昼は元気で夜だけ高熱が出るようならマラリア再発の可能性が高い。その時は、釣りは辞めてバルセロスに帰って治療を受けてもらいたい」

ジェットリオ

「私も同じ考えだ。明日の夜、更に高熱が出るようなら直ぐにバルセロスの病院に行こう!」

 

マラリアを舐めてはいけない

あっさり命を持っていかれてしまうのだ

 

雲行きが怪しくなってきたが、流石はTERUさん。一晩寝てしっかり回復した。

1日遅れで症状が出ただけだったのだ。

夜も発熱無し!お見事です!

黒い三連星の旅は続行だ。

中屋さんの下痢は回復しないままだが